爪水虫、巻き爪、陥入爪、
爪甲肥厚など。

爪水虫、巻き爪、陥入爪、爪甲肥厚など。

手や足の爪に、色調の変化(白、黄色、緑など)、爪が巻いてくる、爪が厚くなる、爪の表面がでこぼこする、爪がぼろぼろ崩れてくるなどの症状がある方、爪をうまく切れないという方

爪の病気は、爪自体に原因がある場合と、爪の周囲の皮ふの状態に原因がある場合があります。また、足のトラブルと同様に骨格、歩き方、靴の選び方や靴の履き方なども大きな原因となります。治療だけではなく、繰り返さない為の工夫が必要です。患者さんに合った方法を提案します。

爪水虫について

顕微鏡での検査が最も大切な診断法になります。診断まで繰り返し検査をする必要があることも多いですが、最近は新しい診断法を組み合わせることで診断の確実性を上げることができるようになりましたが、この方法はすべての原因菌に反応するわけではなく、爪真菌症の原因菌となる一部の菌には反応しません。また、環境中の雑菌に反応してしまうこともあります。万能な検査法ではなく、検査結果の適切な評価が必要です。爪水虫は自覚症状が無いため、知らないうちに進行していることもあります。他者への感染リスクもありますので、当クリニックで爪病変がある場合は積極的に検査を実施します。
爪水虫の治療は、最も効果が期待できるのは内服療法です。世間で思われているほど、副作用の頻度や程度は大きくなく、しっかり通院していただき患者さんの状態を確認していけば大部分の患者さんが問題なく治療を完遂することができます。外用療法でも治療効果を期待できますが、内服療法に比べて患部の爪の処置がより重要になってきます。難しい処置を自宅で行う必要はありません。当クリニックで爪の処置を定期的に実施し、毎日がんばって外用剤を使用してください。一緒に健康な爪を目指しましょう。

爪切り、巻き爪や陥入爪の
治療について

爪の治療で大切なのは、適切な爪切り処置です。爪は厚みが出てきたり、変形したりすると切りづらくなってしまいます。また、歩く頻度が減ったり、寝たきりになったりすることでも爪切りは難しくなってきます。「うまく爪をきれない」という患者さん、ご家族、介護に従事する方など、どなたでも相談してください。
巻き爪や陥入爪については、自費診療となりますが、当クリニックでは3種類の矯正方法を行うこともできます。どの方法にも長所・短所がありますので、治療目標を考えて治療法を選択しましょう。